人間ドック検査の原理と被ばくについて

がんの検査に使用される人間ドック検査の原理を説明します。
まず前提として、多くのがん細胞はブドウ糖を栄養素として成長します。
その割合は通常の細胞と比較して5倍前後取り込むといわれていますから異常があった場合は顕著に判明するといわれています。
欧米では人間ドック検査は非常に一般的になっていますが日本では技術は導入されているものの、一部を除いて保険の適用外のため、まだ広がってはいないものの、細胞の異常を高精度で発見することができるため、がんの早期発見によいとして広まりつつあります。
少し話がそれました。
人間ドックはブドウ糖をがん細胞が多く取り込むという特徴を利用してがん細胞を発見する検査方法ですが、その手順としてまず、ブドウ糖に近い成分の検査薬・FDGを静脈に注射します(本物のブドウ糖を使った場合、身体にもともとあったものと区別がつかず、発見できないからです)。
全身にFDGが回るのを待ち(数十分から1時間)、がん細胞がFDGに集まった頃合いをみて、人間ドックの機械を使って全身の画像をコンピュータに取り込みます。
解析された人間ドックの画像からFDGの集まり具合を判断し、がん検査に役立てます。
簡単にいえばそんな感じなのですが厳密にいうとFDGは陽電子を放出するように構成ポジトロン核種)したもので、正式にはフルオロデオキシグルコースと呼ばれます。
陽電子を放出する以外はブドウ糖と同じ構成です。
ポジトロン核種は周りの電子と反応して放射線に代わる性質を利用し、機械によってそれをコンピュータへ画像として投影します。
FDGが多く消費されていれば細胞異常の目印とすることが可能です。
放射線は身体を透過するものなのですみずみまで投影することができ、触診や開腹手術でも見つけにくい臓器の裏側のがん細胞も見つけることができます。
人間ドックの画像にうつされた人体ですがイメージすると、中身が見える透明人間といったところでしょうか。
クラゲや深海生物を見ている感じがします。
放射線というと被ばくの可能性を指摘される方もいらっしゃるかもしれません。
実は放射線を使った検査方法はレントゲンもそうですし、CTスキャンもそうです。
同じように被ばくはするのですが被ばく量はごく微量で、一年間に日常生活で受ける被ばく量よりもはるかに少ないといわれていますので心配はいりません。
それよりもがんの早期発見に役立ち、死亡のリスクを大きく低減してくれる検査方法ですから大いに活用する手はないと思います。

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